地域性と危険負担
日常生活において
全く危険が供わないことは無く
私達は危険な目に合わないよう
意識して日々を過ごしています
日々の暮らしの中でも危険な要素は潜在している
危険負担という言葉は
不動産業界に務めている人なら知っています
例えば、
契約を締結した後、引渡及び残代金を受領する前に
自然災害等で目的物である土地建物が全壊してしまった場合の
売主買主の責任をどう定めるか、との条項ですが、
本日の危険負担は、民法上のお話ではなく、
私達が平穏に生活しているなかでも
様々な危険要素が潜在していますという話です
最近、北海道のゴルフ場でクマがコース内を徘徊し
後日、駆除されたとの報道がありました
また、校庭や住宅街にも熊が出たとの報道は
毎年起こっており、タイミングが悪ければ
人の命に係わる重大なことで
実際に人的被害も毎年出ています
沖縄に熊は生息していませんが、
人間以外の生き物で生命に関わる生き物と言えば
ハブが海の生物
日常生活とういう範囲なら陸上のハブぐらいでしょう
ご存知のように、ハブは走ったり追っかけてきたりしないので
草むらなどに自ら入っていかなければ、滅多に遭遇することはありませんが
私の友人が小学生のころ
自宅でテレビを見ているときにハブに噛まれ
それ以来、あだなでハブと呼ばれていたことがありました
空地や空家を放置し適切な管理をしていないと
ハブの寝床になる可能性は十分にありますので
近隣から役所へ苦情が入り、適切に管理するよう通知がされます
全国的にこれから大きな問題になるであろう空家
無道路であったり、接道要件を満たせない空地空家
現行の建築基準法を見直すか、
道路に接していない敷地の救済処置である「ただし書き道路」の規定を
柔軟に運用できれば空家の問題は大幅に解消されると思います
地域性と危険負担
これは自然災害も含まれます
土砂災害や津波の被害、軟弱地盤、大雨による浸水などは
県のハザードマップに記載されています
土地の登記簿の字地名や地目に
水を連想させる、川、沼、田、池、谷、沢、泥・・・
これらからも昔の地域を連想することができます
私達自ら
潜在している危険な要素を顕在し
目に見えるようにすることで
安全な暮らしを守っていくことも必要かもしれません
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