住みやすい地域とは・・・②
前回の続きです
昨日はコンパクトシティから脱線してしまいましたが
戦後の混沌とした時期のなか
慌ただしく復興していく過程で
無秩序に建物が建築され
経済が発展し建築ラッシュを迎え
振り返ってみると
今となっては接道要件を満たせず
再建築不可の物件や
県民の胃袋を満たし
賑わった公設市場付近の
旧商店街は
権利関係の複雑化で
一部お手上げ状態で
予定していた道路は作れず
半世紀以上経過した今日
整備してきたインフラが老朽化し更新の時期を迎えるも
人口減少等により
将来的に維持するのが困難となってきている現状に鑑み
小さな街を整備していくというお話でした
那覇市が目指すコンパクトシティは
簡単にざっくりと書いてみると
旭橋駅~牧志駅から400mを中心拠点とし
おもろまち駅から400mを副次拠点
地域拠点として
首里・真和志・小禄の各支所管轄を地域拠点とし
拠点間はモノレールやバス
拠点内外はコミュニティバスなどの公共交通を充実させ
日常的な利便生活は各地域で補えるよう
環境を整備するというものです
因みに首里ですと
駅を中心として半径400m内と
龍潭通り一部と
首里駅~石嶺駅が地位拠点となっています
市内を見ると
県外からの移住は多いものの
市外への転出はそれ以上に多く
子育て世代が
近隣市町村へ新居を求めるケースが多いようです
一部の要因として考えられるのは
地価の高騰、住環境・細街路・建築上の制限など
また長寿社会と言われ久しいですが
資産継承に年月を要し
老々介護や老老相続の問題により
子や孫なども借入期間を考慮すると
年齢的な問題により
新たに居住環境を求めて
近隣郊外へ移り住む傾向もあると思われます
人口流失を止め
各地域の拠点周辺では
歩いて暮らせる利便性の高い
魅力ある生活環境を目指しているのです
地域によっては
地理的に「歩いて暮らせる」には厳しい所もあります
緑が多い傾斜地に住宅地があり
車が入れないような所もありますが
歴史的に貴重な文化財も多くあり
観光資源的には向いてる場所でもあります
ただ、生活し易いかと問われれば
高齢者が暮らしていくには厳しいのが現実です
ライフスタイルや年齢により
適した住環境があるはずです
現に住んでいる人は大変ですが
これから住まいを求める方は
そのような事も考えつつ
住みたい街(地域)を探してみるのもいいかもしれません。。
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