老朽化したブロック塀のリスク
今日のお話は
老朽化したブロック塀等の工作物についてです
昭和56年6月以降に作られた
ブロック塀等であれば新耐震基準
それ以前であれば旧耐震基準の基づき
構想計算がされたものです
それ以降も数回に渡り法改正がなされ
これは住宅等でも同じです
令和、平成、昭和と元号をまたいでいる為
分かりにくいと思いますので築40年以上なら
簡易的に旧耐震と思ってください。
新と旧の違いは一言でいうと強度です
基礎、鉄筋、厚さ、高さ等使用が大きく変わっています
2年前の大阪地震で
ブロック塀が倒壊し女の子が亡くなるという
大変痛ましい事故がありましたが
自然災害を除き、ブロック塀等の工作物が倒壊し
他人に損害を与えた場合にはその占有者・所有者が
責任を負うことになります
但し、自然災害でも工作物等に瑕疵があった場合は
責任から逃れられない場合もあり、
築40年以上経過するブロック塀等の工作物は
ケースによっては
瑕疵があると判断される場合もあるようです
知人から聞いた話ですが、
小学生がブロック塀の上に数人乗って遊んでいると
ブロック塀が倒壊しケガをしたという話を聞きました
幸いにもかすり傷程度で済んだらしいですが
命を落とすような事態となると本人もそうですが
所有者も悲劇です
瑕疵があるとは知らなかったでは
済まされない場合もあるようです
見た目はなんともないようでも
鉄筋が入ってなかったり
或いは、
入っていたとしても錆びや配筋不足により
骨粗しょう症状態もあるかもしれません
潜在しているリスクを
少しの想像力と専門家の力をかりて
顕在化し目に見える形にして
そこにある危険を取り除きましょう。
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