株式会社オキナ開発
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2021年11月06日
不動産ダイアリー

私道の登記漏れにご用心

相続がおきるとは価値があるものに目が行きがちですが

私道やセットバック部分を見落とすと後々大問題!

上の公図をご覧ください

地番15を相続で取得した方からの相談です

90坪と土地が大きいので半分の45坪を

息子に譲り家を建てたいとのお話です

敷地は二方で道路に接し

一つは公道に面しており15-2は

道路用地として市に公衆用道路として

分筆して収用されました

もう一方は2項道路に面しており

てっきり15と15-1の所有者は

同一だと思っておりましたが

15-1の所有者を調べたところ

15の所有者とは違う姓でしたので尋ねたところ

現所有者の亡くなった夫の祖父の名義で

晩年は南米に移住し

祖父は30年前に他界したとのことです

家を建てる場合、

4mの道路(建築基準法上の道路)に2m以上接しないと

家を建てることができません

よって、分筆し後ろの土地を

2項道路に接道させようとすると

15-1の名義人から承諾を貰うか、

購入する必要があります

15の所有者に調べてもらったところ

南米に移住した夫の祖父には子が5人おり

既に4人は他界し

残った1人は沖縄にいるようですが

施設に入っており

寝たきりの状態のようです

その話を聞いた途端

15-1を使って

接道要件を満たす事は困難だと思いました

夫の祖父の相続人は寝たっきりの子を含め孫や曾孫など

南米や沖縄に数十人おり

15-1の使用承諾若しくは売買は

全員の同意が必要であり困難なことです

このような状況になった原因は

15番に家を建てる際、

2項道路に接する部分は

セットバックしなければいけないので

その部分を分筆してしまい

尚且つ、相続時は15番のみ登記を行い

15-1を見落としていたのが原因です

セットバック部分は

固定資産税は課税されないので

毎年役所から送付されてくる

税金の納付書には記載されませんので

見落とされていた可能性があります

今回の場合、

公道に接している間口が広いので

2項道路を接道させるのでなく

公道に接している両サイドどちらかに

2mの専用通路を設けることで

15番の土地に

2棟の家を建てることができますが

状況によっては家が建てられず

土地を有効に活用することができない

となることも有り得ます

また、私道を共有で所有する場合なども

土地建物は名義変更したけれど

私道部分の名義をそのままにしていると

のちのち、問題が起きる可能性があります

可能性でなく

確実に問題が起きますのでご用心ください。

 

 

 

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