梅雨時に多い賃貸物件のトラブル
入居者から梅雨時に多いクレームとして
雨漏りを連想される方も多いと思いますが
今年は雨漏りより電気系統のクレームが多くあります
築浅の物件でこのような問い合わせは少ないですが
築20年以上の物件でこのような問題が起きます
電気系統と言っても幅がありますが、
エアコン、廊下や階段などの共用灯に関するものが多くあります
エアコンの場合、まずリモコンの電池切れを確認ください。
切れていなければ、リモコン及び本体の電源をOFにして
本体のコンセントを一端抜いて1分ほど待ちます
その後、コンセントに接続し電源を入れ
再起動させると作動する事があります
作動はするが送風のみで冷えない場合は
フィルターが汚れていないか確認してください
汚れがない時でも室外機の周辺に
物が置かれてないか確認ください
室外機の近くに物が置かれていると
熱交換が行われず冷えませんし
電気代が高くなってしまいます
フィルターは年1回の掃除は必須です
スイッチをオンにしても
うんともすんともいわない場合は
コンプレッサーや基盤の故障が考えられるので修理が必要です
但し、報道などでご承知だと思いますが、
世界的な半導体不足や資材不足、コロナの影響による
海外の工場閉鎖などによりエアコンの生産がストップし
品不足の状態が続いており機種によっては部品等の入手に
2ヶ月以上要する場合もあります
共用灯の不具合は、単純な丸管や直管の切れ
配線の劣化、
長雨による漏電の影響などが考えられますが
国の方針により蛍光灯の生産を2020年までに終了させ
2030年まではその在庫で賄い
在庫が処分された暁には
全てLEDへ置き換わっているという施策をとっています
車で言えば
ガソリンから電気自動車へと環境へ配慮した世界的な流れです
話を戻しますが、梅雨の終わるころを見計らい
共用灯をLEDに交換する予定の管理物件もあります
それから、湿気による火災警報器の誤作動
これは長期間留守にすることによるものが原因と考えられます
学生さんが実家へ帰省中に
部屋の換気が行えず火報が勘違いするパターン
恐らく、カビも発生しているでしょう
また、雨漏りは外壁塗装時に屋上、ベランダ防水を施し
劣化による外壁のクラックなどの補修工事も行っていますが
原因(場所)の特定は難しく
コンクリート内部を伝わり室内へ雨水が進入してい場合でも
3階のサッシ枠から水が入り1階の天井からポタポタ水が垂れることもあり
全て原因の特定ができる訳ではありませんが
雨漏り発見時には速やかにお知らせください
雨漏りを放置する事により被害が拡大した場合は
入居者に修繕費を負担してもらう事になりますのでご注意ください。
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