不動産鑑定を依頼した理由
先日のブログの続きです
興味の無い方はスルーしてください。
不動産の評価をお行う場合、
通常価格とか限定価格と表現する場合がります
私達が一般の売主から売却を依頼されるのは
土地、中古住宅、分譲マンションや
収益物件であるアパート等や軍用地ですが
これらは通常価格と言って、普通に売買される時の価格です
市場流通価格とも言い、売れるだろうと予想される価格です
一方、限定価格とは、隣接地や
土地を借りて家を所有している借地人と土地を貸している地主等
限られた間柄での価格と考えれば理解しやすいと思います
例えば、自分の敷地が小さく、隣接する土地を買って一体化すれば
角地になり面積も大きく、アパート建築に適する土地になるとか
袋地で道路に接道していないので家が建てられない土地でれば
袋地に隣接している土地の所有者は袋地を購入できれば自分の土地と一体で
有効活用ができる場合など、限られた関係での取引となるのが限定価格と考えれば
理解しやすいと思います
どのような時でも、売る方は高く売りたい、買う方は安く買いたい、と相反するの
で、客観的で公正な判断を仰ごうと両者の思いが一致し鑑定をお願いした次第です
限られた間柄での取引をする場合、その土地を買うメリットが大きいので買う訳です
先の例のように、隣接する角地を買い、自分の土地と合わせると元々の自分の土地も
角地となり、アパート用地として適するから買うので、相場より高くても買う価値は
十分にあるわけで資産価値も上がります
買う人によっては、通常価格となり、限定価格となる場合がありますが、
売出価格は統一しないとトラブルになる可能性があるので、広告に出す前に
隣接する土地の所有者に声を掛けると良いかもしれません
また、土地を売りに出したら隣接地の人から価格を上げてでも自分に売って欲しいと
なる事もあり、両者が合意すれば、正に限定価格で取引成立となる訳です。
因みに、依頼した件ですが、通常価格と限定価格の間で落ち着きました
必ずしも、鑑定評価された価格で売買しなければいけないのではなく、
売主買主が合意すればそれで良いのです。
三者がハッピーなエンドで仲介冥利に尽きる取引でした。
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