株式会社オキナ開発
2024年03月22日
不動産ダイアリー
できるだけ共有名義は避けたい
柔らかな日差しを受け
春らしさを感じる心地よい朝です
さて、そんな爽やかさを一蹴するような記事です
最近、相続や遺言について
相談に来店される方が増えてきました
前にも書きましたが
相続登記義務化のCMの影響があると思われます
登記に関しては専門分野ではないので
近くの司法書士を案内していおりますが
財産の分け方について意見を求められることもあります
複数の子がおり
資産といえば自宅の土地建物とわずかな預金
長男家系で仏壇や墓の問題
当然に長男に祭祀を継がせたいと考えており
自宅も長男に譲るつもりで
他の子にはどうしたらよいかとの質問
自宅を分割する分けにもいきません
遺産分割の方法は
① 現物分割→現金や不動産を相続人間で分ける
② 代償分割→遺産を相続した人が他の相続人に代償金を支払う
③ 換価分割→資産を売却して、その代金で分ける
④ 共有分割→遺産を他の相続人との共有にする
4通りの分け方がありますが
一番避けたいのは④の共有名義にすることです
これは夫婦間でもそうです
軍用地であれば、分割しやすいですし
単独で持ち分を売却することも可能ですが
それ以外の不動産を共有名義にすると
単独で売ったり貸したりすることはできません
自分だけのものでなく、共有者みんなのものなので
好き勝手はできなくなってしまいます
相続が発生し
各々、毎日の仕事や家庭のこと
ゆっくり話し合う時間もなく
分け方が決まらず
それじゃ、とりあえず共有にしておいて
あとで話し合えばいい
と月日が流れると
それぞれの家庭環境や考え方も変わり
意志の統一ができなくなり
話がこじれてしまうケースを何度も経験してきました
そのような経験を話して
最後は本人に決めてもらうしかありません
ある資産家の一言が
今も耳に残っています
「財産なんて無いほうがいい」
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