賃貸物件の用途違反
分譲マンションは
管理規約で部屋の用途が
住居専用となっている所が多く
そのようなマンションでは
住居以外の用途
つまり事務所や店舗としての
使用を禁じている所があります。
決められた用途以外で使用していると規約違反となります
美容系のサロンを開業する目的で
不動産業者から
物件を紹介してもらい
築浅で、立地もよく
気に入ったので借りる事になり
備品や家具も買い揃え
パートさんも雇い
数ヶ月が経過したころ
マンションの管理会社から
部屋の使用目的の確認あったようです
入れ替わり立ち替わりに
部外の者が出入りしていると
他の居住者から
管理会社に
確認を求める連絡が入ったようです
その方は、気にも留めず
管理会社からの問いに
サロンの店舗として営業してる事を伝えると
直ぐに営業を中止し退去するよう伝えられたとの事です
私の知人から
友人が困っているから
相談に乗って欲しいとの連絡がありました
その方は悪い事をしている自覚はありませんから
当然に怒り心頭です
契約費用と備品等に100万以上の出資をして
夢をもって独立開業し
お得意様も徐々に付いてきたころに
管理会社から
青天の霹靂のような通告
その不動産業者も独立して
間もない会社だったようで
経験不足、知識不足なのか
それとも手抜きして調査をしなかったのか
いずれにしても
不動産業者の落ち度である事は間違いありません。
私達は
賃貸でも売買でも
契約前に重要事項説明で
そのような規制等について
調査をして説明する義務があります
マンションの管理会社へ確認するか
管理規約集を読めば分かる事なのに
業社はその確認作業を怠たり
借主に多額の損害を与え
その業者は全責任を負う事になったのです。
店舗を借りた方は、
新たに店を探す時間とコスト
それに店舗を借りるための契約費用
引越代や店を休業する補償などを合わせると
借りる人が負担した費用の倍以上の弁償を
仲介した業者は行うこととなりました
家賃1ヶ月分の仲介料を得て
仲介料の十数倍の損害を負うとは
本末転倒もいいところで
ひとりの手抜きや知識不足で
お客さんと会社に大きな損害を与える
ということになります。
自社の
管理物件なら
大家さんの事や
物件に関することは熟知していますが
大家さん自身で管理を行い
入居者の斡旋だけをお願いされることがあります
2~3年に1度くらいの依頼で
付き合いの長い大家さん管理物件では
最初の頃は
調査もきっちり行いますが
慣れてくると
基本的な調査を怠ることは有り得ます
前回は綺麗な謄本だったのに
3年ぶりに謄本をとってみると
差押が入ってた
なんて事もあります
賃貸でも売買でも
金額の大小に関わらず
手抜きをすると
私達自身も大きな傷を負うことになります。
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