株式会社オキナ開発
2022年09月09日
不動産ダイアリー
建物の所有者責任
管理している複合ビルが老朽化の為
建替えを予定していますが、
年々高騰する建築費
入居者への補償はある程度予算を組めますが
建て替え後の収支を見直す必要が出てきそうです
連帯責任を問われる可能性もあり
管理している物件はアパート以外に
店舗事務所であったり
アパートと店舗等が入るビル等もあります
一定基準以上の建物には
消防設備の定期検査が行われますが
基準を満たせず改善の指導を受ける物件があります
建築確認を受けず設置した建物がある場合
例えば、屋上にプレハブ小屋を置き
事務所や物置小屋として使用していると
消防設備を完璧に設置しても
合格とはならず
違法建築物の撤去を求められます
その撤去費用だけでも数百万を要します
その建物は区分所有となっており
所有者も全て相続で取得している経緯で
誰がプラハブを設置したか不明で
高額な撤去費用の負担をめぐり
なかなか事が進みません
このような状況で
仮に、火災等がの災害が発生し
人的被害や物的損害が出た場合
誰か一人の責任になるのではなく
建物の区分所有者全員の
連帯責任となる可能性も考えられます
何十年も前に
違法な小屋を設置した
もう存在しない人を探し出す事は無理です
一般的な考えであれば
その相続人が責任を負うことになるのでしょうが
それを証明する手立てがありません
違法建築物が存在することを認識し
それを黙認していた区分所有者全員が負う義務と
そう考え行動して欲しいと思います
あの時にやっておけば・・・
後悔することにならないよう
出来る限りのお手伝いはいたします
因みに、消防では
違反対象建物を公表しています。
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