離婚に伴う財産分与
離婚するにあたり
婚姻後に取得した財産を
整理する事があります
車や家具
預貯金や不動産など
誰が引き取るか決める財産分与
大切な住処の価値を知るために
不動産の価格査定依頼を受ける場合があります
弁護士に相談しても
先生は不動産の査定まではしてくれません
そこで複数の不動産屋から
価格査定書を貰ってくるよう指示されるのです
それぞれの思惑から
高く査定して欲しい場合と
低く査定して欲しいという場合があります
ですので、今までの経緯や
誰が不動産を貰うのか、
現預金等はどうするのか
少々、込み入った事情まで
お聞きすることもあります
不動産を売って現金化し
それを分けるのか
あるいは、
預金等の金融資産と
不動産等の固定資産に分けて
分与するかそれぞれだと思いますが
婚姻中に夫婦で協力して取得した財産は
夫婦の共有と考えるのが一般的です
但し、住宅ローンや
夫婦の何れかが会社を経営していたりして
会社へ自宅を担保提供しており
借り入れが残っている場合などは
問題はややこしくなります
話を戻しますが
状況により持分が全て均等とはならない事もあるようです
仮に、二分の一ずつの権利があったとしても
駆け引きなどの心理戦みたいなこともあるでしょう
今まで我慢してきたんだから
譲れない線はある!
自分のほうが取り分は多いはずだ!
とのお気持ちは理解できます
当事者で
話し合いで解決できれば
一番いいのでしょうが
話し合いが纏まらず
裁判でとなると、
例外はあるようですが
いきなり裁判はできず
まずは調停で話し合いないさい
という事になります
これを調停前置主義といいます
家庭内(夫婦間)の紛争を
公開される法定で
一般の人々に傍聴させるのは
妥当でない・・・。
杓子定規に法律を適用するのではなく
柔軟な解決を試みるのが良いだろうとの事で
一般には非公開の夫婦関係調整調停
いわゆる、離婚調停という
制度がとられていています
離婚調停を申し立て
条件が噛み合わない場合などは
調停が不成立(不調)になり
話し合いで解決できず
それでも離婚となると
裁判へと進むことになります
そうなると弁護士費用や時間がかかります
調停は両者が合意するまで
限りなく話し合いを続けるのではありません
妥協点が見いだせないとなると
不調となります。
不調とは
「調停委員会が
話し合いを纏めるのが困難と
判断した時は調停を終了させることをいいます。」
泥沼な状態を続けるよりは
「損して特を取る」
妥協が必要なこともあるかもしれません
ごネタものが勝つなんて思わず
早く新しい生活が始められると
割り切れれば
少しは気が楽になるかもしれませんね。
要は気の持ちようです
「そんな簡単に割り切れるもんじゃない!
いままで、どれだけ我慢してきたと思ってるんだ!」
って、怒られちゃいそうですね。。
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