株式会社オキナ開発
2022年03月28日
不動産ダイアリー
地価公示と賃料
先日、地価公示の発表がありましたが
現在の状況を表しているのではなく
過去の取引を基に統計をとっており
その間も経済状況等は常に変化しています
それらを調整するため時点修正を行い
その時点の価格を導きだしています
地価が上がっているということは
不動産の賃料にも影響してきます
これは貸主のマインド的要素が大きく
これだけ地価が上がったのだから
賃料も高くなって当然という認識です
ほとんどの場合、
契約中の値上げではありません
新規貸し出しの場合です
また、
原材料等の値上がりにより
建築コストが上昇し
収支を合わせるため賃料に転嫁され
家賃も上昇していくというのが現状です
これは新築に限ったことでなく
場所によっては築10年超の物件であっても
賃料の上昇はみられます
当社の所在する地域では
圧倒的にファミリー向けの物件が足りません
求めている人がいる割に
紹介できる物件が無いということになります
建替えのタイミングという事も考えられ
やっと借り入れの返済が終わったころに
建替えて借金を背負うという思考にはならず
また年齢的なことや後継者の問題もあります
子がアパート経営に興味が無いとか
県外に住んでいて
状況を理解していないという事もあるでしょう
また逆に、
立地的に無理な賃料設定をするケース
相続対策などとしつこい営業トークに推され
知識が無いのにアパート経営を強いられ
当初予定していた賃料では借り手が決まらず
賃料を下げ収支が悪くなる例もあります
根負けしてサインしたという話も聞こえます
不動産を負動産にさせないようご注意ください。
関連した記事を読む
- 2024/10/26
- 2024/10/25
- 2024/10/24
- 2024/10/03