株式会社オキナ開発
2024年12月12日
不動産ダイアリー
相続人は地球の裏側にもいた!
知人の紹介で
相続に関する悩みで相談に乗って欲しいと連絡があり
会って話を聞いてみると
相談者は80歳を過ぎた方で
自宅敷地が30数年前に他界した母名義
土地は広く1筆の土地に親戚同士で3軒の家が建っており
奥の1軒は再建築不可です
相談者は6人姉弟で
そのうち存命は2人
1人は施設に入って寝たきりとの事です
恐らく意思表示などできる状態ではないものと思われます
今後の手続きは
私達の専門外なので
流れを説明し司法書士を紹介することになり
面談日を決め、その際は、同行して欲しいとの事でした
理由は、相談者が、ほぼ方言しか話せないからで
相談者の娘さんから
念のため、通訳として同行して欲しいとのお願いです
私は、本来の「うちなーぐち」を完璧には話すことはできませんが
相談者の言っていることは理解できたのでお受けしました
ブラジルやペルーにも相続人がいるようです
話を戻しますが
初回の司法書士との面会では概要を説明するだけです
その時点で相続人が20人を超えることは分かりました
既に他界した母親の戸籍や
相続人の追跡調査を行うとまだまだ増える可能性があります
ここまでは今年の1月頃の話で
その後、気になったので、先日、司法書士に聞いてみると
相続人が40人に上る事が分かり終わりが読めないとの事でした
時代の背景や法律の改正等で様々な要因はあるかもしれませんが
このことから学ぶのは
自分はまだ大丈夫と思うのではなく
問題の先送りをせず
元気なうちに自分の意思を示すことの大切さ
つまり、「遺言を作成する」
争続になると困るのは子や孫です
スムーズな相続にするのも継承する親の役目ではないでしょうか。
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