株式会社オキナ開発
2024年02月26日
不動産ダイアリー
不動産の原状回復より厳しい業界
賃貸物件の退去に伴う原状回復
20年ほど前に東京ルールという指針が示され
その後、国が発行した
原状回復をめぐるトラブルとガイドラインに沿って対処しているので
今では、退去時の責任範囲が明確になりトラブルは激減しました
通常の生活において生じた汚損などは
借主の責任ではなく通常損耗は貸主負担となり
畳やクロスの多少の汚れは
毎月の賃料で補えていると捉えています
但し、特約により借主の同意を得てハウスクリーニングや畳の表替え費用を
入居者負担とすることは可能で、当社でも説明し同意を得てそうしています
しかし、入居者の故意、過失に基づく汚損や破損は借主である入居者が修繕費を
弁償する必要があります
国からの指針が示される前は退去時のトラブルは多かったですが
ネット等の普及により入居者も情報の入手が容易になりだいぶ変わってきた印象です
話は大きく飛躍しますが
賃貸と言えばリースで航空機を調達しているLCC等の航空会社は
リースが満了しリース会社へ飛行機を返す際の原状回復義務は
『元の状態に戻す』ということはアパートの退去はかわいいもので
細かな傷やへこみも許されず、座席の変更やエンターテイメント機器の導入を
した場合も元に戻す必要があり、全ての部品を最新で長く使える使えるように
するため、調達に手間取れば返却の遅延に繋がり多額の違約金が発生するため
準備は返却する2年前から始まるようで、リース機の返却は
内蔵まできれいにして戻すようなもので、
賃貸物件や車の返却とは次元が違うようです。
今朝のタイムスの朝刊に掲載されてましたので、比較できるものではありませんが
ご参考までに書いてみました。 何の参考にもなりませんね。。
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