ゆめか、うつつか、まぼろしか

共有名義の不動産売却を依頼され

ほどなく、買手が決まりました

県外に二人、県内に三人の売主がいます

みなさん、不動産の売却は

初めての経験なので

決済の時は

全員参加するとのことで喜んでおられます

契約書は郵送し署名押印し

しばらくして

決済の日を迎えることになりました

遠方に住んでいる売主も参加する決済当日

買主の口座から

代金を各支払先へ支払う伝票も既に記入済みで

残りの作業は代金の振込だけと

緊張感に満ちた銀行の応接室

少しばかりの違和感を覚えつつも

場を和ませるため会話を続けながら

売主の権利証や印鑑証明等の確認したら

伝票を窓口へ持って行く準備をしていると

少しの違和感だと感じていたことが

重大なミスを犯したことに気づきました

なんと、名義変更の登記手続きに欠かせない

司法書士の手配を忘れていた事に気づき

県外から来た売主の顔や

夢を実現する一歩手前の買主の表情が浮かび

なんて説明しよう

頭は思考停止

なんで・・・

今日の決済、引渡は無理だ

と、地獄のどん底に落ちたところで、

ベッドから飛び起きたところ

夢だったと分かり

一安心です

が

しかし、夢か現実か

しばらく理解できません

携帯の時計を見ると夜中の２時

この夢一発で目が覚め

５分ほど放心状態

それでもあのシーンを

思い出すとドキドキして

それ以降、

目というより

頭がギンギンで寝付けなくなり

とうとう朝を迎えることになりました

午前中はなんとか持ちこたえましたが

昼食をとると

睡魔が襲ってきたので

この記事を書いて

恐怖を呼び戻し目覚めさせています

みなさんも

このような経験ありませんか

夢か、現か、幻か

しかし、ほんとうに夢でよかった

でも、こんな大失態を

単なる夢で終わらせるのでなく

これを注意喚起と捉え

惰性に流されないよう

万事、気を付けて参ります。