落しどころ

相手に自分の要求を一方的に押し付け

力ずくで押し通すことは禁じられています

時々あるのですが、

月極駐車場やアパートの敷地内に

契約者以外の人が車やバイクを長期間放置し

置きっぱなしになっていることがあります

これを邪魔だからと勝手に処分すると

こちらが訴えられることになります

また、

家賃を滞納しているにも関わらず

派手な生活をしている入居者の家財などを

持ち出し換金し家賃に充当などしたら

これまた、立派な犯罪となってしまいます

法治国家である日本は自力救済は禁じられており

法的な手続きに則って放置車両を処分したり

家賃滞納者との契約を解除し明渡してもらう必要があります

私達の仕事で法的手続きを行うことは

そう多くはありませんが、

たまに警察や裁判所に訴え問題を解決することがあります

しかし、問題の９割以上は話し合いで解決し和解となります

問題を起こした相手が

何が問題かを理解し非を認めるから

和解できるのであって、

相手が非を認めず自分の主張を押し通すのなら

警察や裁判に訴えることとなります

仮に、裁判で勝ったとしても相手に資力がなければ

金銭的な満足は得られないし、

賃料滞納で契約解除が認められ自主的に家財道具を運び出さなければ

これまた強制執行を行うため大家が費用を負担することになります

これで終わりではありません

運び出した家財等を一定期間倉庫に保管しなくてはいけません

それを競売に付し費用の回収に当てますが

大方は、とても回収できるものではありません

残念ですが、保管費用も大家さん持ちということです。

何が言いたいかと言うと、

常識が通用する相手かどうかで結果は雲泥の差という事です

一般的な常識とはなんなのか

普通の健全な考え、行動、とでも言えましょうか

どうもあのお国の独裁統治者は落しどころなど眼中になく

完全に握り潰すことしか考えてないようです