木を見て森も見る

昨日の研修

睡魔には打ち勝ちましたが

講師の先生は長く

東京で再開発などのプロジェクトに携わっており

その手法、規模の違いに圧倒されるばかりでした

ここ沖縄でとなると、絵にかいた餅と言うか

あまりにも現実的ではありません

例えば、何年か前に東京駅の建替え時に

あえて駅を低層の３階建てに抑え、余った容積率

上に延ばせる約54,000坪の空中権を周辺のビルに

売却し駅建替え費用500億円を捻出するという

超ウルトラＣ級の技を使ったりできるのも

ビックプロジェクトに関わる企業の実績や

ネームバリューによる信頼度でなせる業です

それじゃ、自分の家も容積率を消化してないので

お隣さんに空中権を買ってもらおうと思っても

東京駅周辺は特例容積率適用区域という特別に

指定された地域しか認められていませんので

余った容積を売って自宅の建替え費用を捻出することは諦め

金融機関に相談されることをお勧めいたします。

ただ、講師の話を聞いていてヒントになることがありました

相手が複数の場合、全員が同じ条件なら問題ありませんが

個々に条件が違い、全員の同意がないと話が進まない場合

大切なのは条件の悪い相手との交渉に一番気を遣うとの事でした

そのような方がシビアで気分を害すると話が一気に崩れてしまい

今までの苦労が泡となり消えていくこともあったそうです

やはり大手でも失敗することはあるんでしょうけど

しっかりと挽回し商談を成功に導く、大小関係なく

誠意を持って臨み、ウィンウィンの関係が大切ですね。